タイロッドエンドブーツをDIYでサクッと交換!部品の購入方法と品番の調べ方について

タイロッドエンドブーツをDIYでサクッと交換!部品の購入方法と品番の調べ方について

車検の検査項目でもあるタイロッドエンドブーツ。交換自体はさくっと終わる簡単な作業ですが、お店に頼むと意外と値段がかかるもの。

コスパ良く、タイロッドエンドブーツを交換する方法や部品番号の調べ方、購入方法について書いていきますー!

タイロッドエンドブーツの作業手順

タイロッドエンドブーツ交換は基本的には以下の手順で行います。お店に頼むと部品代・工賃込みで左右2箇所合計で1万円くらいな作業です。ですが、必要な部品は数百円で買えてしまうブーツです。自分でやったら片側7000円くらいは浮かすことができるのでやらない手はないですね!

手順必要な工具
1ジャッキアップ、ホイール外しジャッキ、ソケットレンチ
2ボールジョイント割りピン外しマイナスドライバー
3ジョイントクラウンナット緩めソケットレンチ
4ジョイントとナックルの分離クラウンナット取り外しタイロッドエンドプーラー
5ブーツ取り外しマイナスドライバー
6古いグリスの拭き取りウェス
7新品ブーツ打ち込みorリング取り付け打ち込みソケットorタイラップ
8ジョイント取り付け、1G締めソケットレンチ
9割りピン取り付けマイナスドライバー

ちなみに、ここで出てくる特殊工具はタイロッドエンドプーラー。ロアボールジョイントや、タイロッドエンドを外すのに使う専用工具で大体2,000円くらいで買えます。あまり使う機会はないですが、ブーツ交換の工賃に比べると安いですし、他の部位のブーツ交換でも使えるので、買ってしまいましょう

交換部品の探し方・購入方法

作業をしようとした時、まずは部品の購入かと思いますが、一番簡単な調べ方はミヤコ自動車の適合表を見るのが早いです。

ここで、品番を調べてその品番で検索かけると、サイトが出てきます。ミヤコ自動車であればAmazonとかでも買え場合があります。

各作業手順とポイント

1.ジャッキアップ、ホイール外し

ジャッキアップ、馬を入れるのとサイドステップの下にホイールを置いておきましょう。

2.ボールジョイント割りピン外し

ボールジョイントには外れるのを防止するため割りピンがついています。マイナスドライバーでこじって外しましょう。ちなみに再利用はNGですので、新品のピンを買っておいてください。

赤丸がクラウンナットと割りピン

ジョイントクラウンナット緩め

割りピンさえ外しておけば後は普通のナットですのでメガネレンチなどで緩めます。ちなみに完全には取り外しません。

タイロッドエンドとナックルの分離、クラウンナット取り外し

ナックルからタイロッドエンドを外しますが、タイロッドのネジがテーパーになっており、ガッチリハマっているので、普通は外れません。そこで出てくるのが専用工具のタイロッドエンドプーラーです。

使い方は、下の画像の通りです。ちなみに外れた際にプーラーが落ちてくるので、紐か何かでプーラーを吊っておくのをおすすめします。(自分はプーラーを持ってハンマーを叩きました)

クラウンナット取り外し

ここでようやくクラウンナットを外します。(タイロッドエンドをナックルから分離する際に、ナットがついてないと勢いよく飛んでいったりするため)

ブーツ取り外し

次にブーツを取り外します。三菱は打ち込みタイプですので、上からマイナスドライバーを当てて、90度ごとに叩いてやると取れます。

ちなみに、車種によってはクリップで止まっているパターンもありますが、その場合にはマイナスドライバーを差し込んで、ぐるりとブーツの外周をなでるように回すとクリップとれます。

古いグリスの拭き取り

中には古いグリスがついてますので、ウェス拭き取ります。

ちなみに自分はパーツクリーナーで完全に綺麗にするということはしてません。のちのち入れるグリスに悪影響があったら嫌なので…

新品ブーツ打ち込みorリング取り付け

次にブーツの打ち込みです。便利なのは塩ビパイプで、物によってはブーツがピッタリはまるため、打ち込みに便利です。

それがない場合にはブーツを傷つけないように、慎重に外周部を叩きます。(できれば樹脂製のものを当てるのがいいです。自分は横着してマイナスドライバーで叩いたところ、ブーツに傷が入った経験があります…)

ジョイント取り付け、1G締め

ブーツをつけれたら、ジョイントをクラウンナットでしめつけます。ちなみにタイロッドがM12ですんので44Nmくらいで締め付ければ大丈夫かと思います(割りピンをつけて周り止めしますし)

また、仮止めしたら、ロアアームでジャッキアップして、1G状態で締め付けます。

割りピン取り付け

クラウンナットを締め付けた後は割りピンを穴に差し込み、割りピンを折り曲げて完了です。

(必要に応じて)アライメント調整

取り付け後に、試走行してみて、ハンドルセンターがずれている場合には、アライメントがずれている状態です。その場合にはアライメント調整を行ってください。

まとめ

以上でタイロッドエンドブーツの交換は終了です。やろうと思えば1時間で終わる作業です。

一番めんどくさいポイントはジャッキアップですね。笑

また、アライメントがずれているかどうかを判断するためにも片側ずつ実施するのが良いかと思います。

本作業を左右することで、ほぼほぼ2万円浮きますので、その分ほかの整備にお金をかけれるので是非やってみてください!

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