車いじりのおすすめ工具セット!最低限揃えたい工具5選【DIY初心者向け】
車を買ってこれからいじっていきたいけど、工具って何が必要なの?とりあえずホームセンターにあるものでいい?
初めにどの工具買えばいいのか、安いものでいいのか、わからないですよね!ということで今回は初心者が揃えたい工具セット特集です!
基本的な工具の知識について
まずは、基本的な車の作業は、簡単にいうと、「作業するために車を浮かせる」→「交換する部品を外す(ボルトを緩める)」→「部品をつける(ボルトを締める)」これしかありません!
では、その基本的な作業に使う工具の種類と役割は、というと以下の通りです.
工具の名前 | 役割 |
---|---|
フロアジャッキ | タイヤを交換、足回りの部品を交換する際に使う、車を浮かせる工具 |
ジャッキスタンド(ウマ) | ジャッキで車を浮かせた後に車が倒れないように支えるための工具 ジャッキアップする際の必需品 |
トルクレンチ | ネジを締め付ける力(=トルク)を決めることで、締め過ぎ、締め不足を防ぐための工具 |
ソケットレンチ | ボルトを締めつけたり、緩めたりするのに使う工具 ハンドルの先にボルトサイズに応じたソケットを取り付ける |
メガネレンチ | ボルトを締めつけたり、緩めたりするのに使う工具 棒の先にボルトサイズに応じた六角の穴が空いているもので、サイズによってレンチ自体を変える |
ちなみに特定の部品を外すためには専用工具が必要である場合もありますが、それについては必要に応じて購入ということで、初心者の方には全く不要なので、気にしなくてOKです!
工具を選ぶときの注意点
各工具についてAmazonとかで調べると、安いものいっぱいありますよね!メガネレンチなんてダイソーにも売っています.
初心者だし、まずは安いものからでいいかな?
ちょっと待ってください!お試しで買うにしてもある程度のものでないと、ボルトをうまく緩めれなかったりで、結局買い直すことになります。
というのも、格安の工具は精度が悪く、ボルトを締める緩める際にガタ付きが大きくボルトが舐める(回せなくなる)といったことがあるのです。
そもそも自分がDIYで整備が向いているのかいないのか判断するためにまず買ってみる、といったレベルであればいいでしょうけど、これから本格的にいじりたい!というのであれば、特にボルト関係の工具については格安品はやめておきましょう。
というわけで、それぞれの工具について詳細を見ていきましょう!
1.ジャッキ

の整備をするのとジャッキアップはセットというレベルで一番使う工具ですので、ちゃんとしたものを買うのが作業効率等を考えてもお勧めです。
ちなみにこれからガンガン整備に使いたいということであれば、上げるのが楽なディアルポンプ3tジャッキをお勧めします。
ディアルポンプとなると最低でも1万は超えますが、ジャッキは余裕で10年は使えるので、多少高くても買う価値があります。
自分はアルカン製のものを使っており、3tジャッキとしては軽く26kg程度であり、15,000円くらいでコスパがよかったのですが、最近は値上げしてしまったようです。
他のお勧めとしては、WELMALLの3tジャッキであり、これはローダウン車にもぴったりで、最高位も高いのに16,000円程度で買えるので、コスパがいいです!
ちなみにホームセンターで売っているフロアジャッキでも問題はなく、タイヤ交換だけでなく、車高調交換とかでも全然使えます。ただし、今後かなりローダウンしたい、とか足回りの整備をしたい、ということであれば、正直役不足です(浮かすのに時間がかかりすぎたり、上げ幅が足りなかったり・・・)。
その他ジャッキの選び方については別に書きますね!
2.馬(ジャッキスタンド)

ジャッキアップをするときに欠かせないのがウマ(ジャッキスタンド)です。
ジャッキアップして作業するときは必ずウマを車横側のジャッキポイントに掛けて、ジャッキ単体であげた状態で作業しないことが鉄則です。
ウマをかけずに車の下で作業していた際に、車の下敷きになり死亡という痛ましい事故も多々発生しております・・・また、念のため、ホイールを車の下に置いておいてください。
ジャッキスタンドは、折りたたみ式ではなく、固定式のものがお勧めです。というのも折りたたみ式は可動部の強度が弱く、外れる、折れるといったことがあるので。
個人的にはBAL製のものがお勧めです。最低の高さが比較的低く(最低:265mm~最高380mm)、少ない上げ量でもかけることができるので、ジャッキアップの高さが必要としない作業もしやすいです。値段も手頃なのもありがたいですね!
3.トルクレンチ

タイヤ交換するにしても、今後いろいろな整備をするにしてもDIYをするのであればあった方がいいトルクレンチ。
トルクレンチってふつうのレンチと何が違うの?
トルクレンチはネジを締め付ける際の力(=トルク)を設定した値にするためのレンチです!強く締め付けすぎるとボルトが舐める(=ねじ山がなくなってしまう)、弱すぎると走行中に緩みんでしまい外れてしまうので、トルクを管理するのは非常に大事です!
特にDIYでする場合には、全て自己責任ですので、不安材料は少なければ少ないほどいいです。トルク管理が適当だと、走行中に部品が外れる、ホイールの脱輪などの重大な事故につながります。また、プロならいざ知らず、個人DIYerで締めた時の感覚でなんとなくトルクが分かる、と言う人は稀かと思うので使うことを強くお勧めします!
お勧めに関しては、トルクを200Nmくらいまで設定できるもの。これであれば、タイヤ交換だけではなく、ハブベアリングの交換など、足回りの整備に使えるので、オススメです。
コスパを考えるとBAL製のものがやすくてお勧めです。タイヤ交換でよく使うソケット(19,21mm)も同梱してます。
ちなみに高級品は、国の基準に満足するようトルクが調整(=校正)されていたりしますが、DIY程度であればそこまで精度はいらないものと考えます。自分はこのトルクレンチで問題があったことはありません。
なお、耐久性に関しては安いものはそれなり・・・なので、一生ものと考えたら、ある程度高いものを買っても良いかと思います。
4.ソケットレンチセット

タイヤ交換の整備も考えているのであれば、とりあえず買っておきたいのがソケットレンチセット。
実を言うと、使うサイズは意外と限られていて、自分の車の場合はほぼ10mm,12mm,14mm,17mm,19mmがあれば十分で、稀に32mm使うレベルです。
なので、自分の車でよく使われているソケットサイズを調べて、ラチェットレンチ、ハンドルスピナーを買えば十分ですが、整備中に必要なサイズのソケットがない!なんてことになったら、二度手間になるので、セットで購入しておくことをお勧めします。
ちなみに、ソケットレンチはピンキリであり、安いものだとストレート、アストロプロダクツ、Amazonにある無名メーカーものでしたり、高いものだと人気メーカー(KTC、スナップオン、MACツール)製など、様々ですが、ある程度いいものを買うことをオススメします。
というのも、安いセットに付属するソケットは精度が悪く、固着したボルトを緩める際にうまく力がかからなく、舐めることがあったりするためです。(自分は最初は格安のソケットレンチセットを買いましたが、ボルトがなめたり、最終的にラチェットが壊れて買い替えました・・・)
正直自分も使えるお金は限られているので、安いことに越したことはないのですが、ここにはお金を欠けた方がのちのち買い替えとならないので、トータルではコスパがいいです。
では具体底にオススメなのは、ソケットの取り付け径が1/2インチ(12.7mm)のもので、人気メーカーではないものの、有名な工具メーカーのものです。ちなみに取り付け径を1/2としたのはトルクレンチにソケットを流用できるから、というのと、3/8インチのものに比べ剛性感があり丈夫なためです(その分大きいですが・・・)。自分のお勧め3選は以下のとおり。
項目 | プロクソン(ドイツ) | シグネット(カナダ) | TONE(日本) |
---|---|---|---|
(工具点数) | 56点 | 32点 | 17点 |
ソケットサイズ[mm] | 4~13 10,13~19,21,22,24,27,30,32 | 10~22,34,27,30,32 | 10,12~14,17,19,21, 22,24,26,27,30,32 |
ディープソケット[mm] | なし | 10〜15,17,19 | なし |
ラチェットレンチ | ○(2個;1/2用、1/4用) | ○ | ○ |
T字レンチ | ○ | ○ | (スピナーハンドル) |
エクステンションバー | 65mm/250mm | 125mm/250mm | 150mm |
ユニバーサルジョイント | ○ | ○ | ○ |
ビットソケット | +,-,六角,トルクス | なし | なし |
その他 | プラグソケット16、21 1/4用手回しハンドル | プラグソケット16、21 | なし |
価格 | 15,000円 | 14,457円 | 13,918円 |
プロクソンはリューターなどが有名ですが、ドイツ老舗工具メーカーであり、工具の精度もバッチリ。そしてリンク先の商品は自分もつかっているもので、6角ソケットで力を入れやすい、32mmまでのソケットが入っており、ドラシャ交換などでも使える。さらにT字レンチや首振りアダプター、エクステンションバー、プラスのビットなど、豊富に入って、15000円程度。まさに質と幅広い範囲をカバーできる工具がはいっているというコスパがいい商品です。
正直プロクソンはこういうハンドツールが有名ではないので、安いと言う面があると思いますが、いいもの作ってますよ!
シグネットも同じように知名度は低いですが、これも老舗メーカーであり、精度もあり、ソケットも6角なのでお勧めであり、TONEは実質剛健な日本の老舗メーカーで、昔から整備士に愛されてきたメーカーです。ブランド力的にはKTCやKokenにかなわないかもしれませんが、精度はバッチリで、価格も人気メーカーに比べると抑えられているので助かります。
(余裕があれば欲しい)メガネレンチ

そして最後はメガネレンチ。ソケットレンチでははいらない狭い箇所や固着が酷くてどうしようもない場合につかいます。
基本的にはソケットレンチで十分ですが、たまにメガネじゃないとダメという時があるので、特に足回りでよく使うサイズ(自分の場合は14mmと17mmのコンビ)を買っておくといいでしょう。
メーカーはこちらも無名なものではなく、しっかりしたものを選びましょう!
具体的にはTONEが安くて、精度も良くおすすめです。ちなみに、メガネ単体であれば数百円プラスすることで憧れのKTC製も変えたりしますので、多少余裕がある場合にはそちらもお勧めです。
まとめ
結論:ソケットレンチセットはケチらず、ある程度のものを!あとは多少安くてもOK。
買いたものを全て買ったとしたら4万円くらいでしょうか。結構高く感じますが、長く使えるものなので、お店に頼む工賃を前払いしたものと思っておきましょう!
ブレーキパッド、ディスク交換をDIYでやったら結構元が取れてきますので、
さすがに4万は高い・・・ということであれば、ソケットレンチセットをストレート、アストロプロダクツで買うことで多少ダウンできるので、予算オーバーであれば、調整してみてください!では!
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